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農園の恵みを、まるっとエールに。

by KOUNOUCOFFEE 30 Oct 2026

雲南の農園から、クラフトビールが生まれるまで。

コーヒーの木に実る、小さな赤い果実。

その果実が、クラフトビールになる。

KOUNOU COFFEEが新たに挑戦したのは、自社農園で育ったコーヒーチェリーを活かした、オリジナルクラフトビールの開発です。

コーヒーを栽培し、焙煎し、一杯のコーヒーとして届けてきた私たちが、なぜビールづくりにたどり着いたのか。

その背景には、中国・雲南省の発酵文化、醸造珈琲の開発、そして既存の枠にとらわれず、新しい価値を生み出そうとする私たちの想いがあります。

今回は、島根県の石見麦酒との共同開発によって生まれた第一弾「コーヒーチェリービール」の物語をご紹介します。

01 / OUR ORIGIN

すべての始まりは、
雲南のコーヒー農園から。

KOUNOU COFFEEは、雲南省に軍馬渓谷農園を持つ、農園直営のコーヒーロースターです。

標高1,200〜1,400mに位置する農園では、コーヒーの栽培から精製まで、品質と風味の可能性を追究しています。

私たちが大切にしているのは、単に美味しいコーヒーをつくることだけではありません。

その土地が持つ自然環境や文化を理解し、農園だからこそ生み出せる価値を探し続けることです。

なかでも、私たちが長年向き合ってきたテーマの一つが「発酵」です。

雲南には、プーアル茶をはじめ、発酵を暮らしや食文化に取り入れてきた歴史があります。

私たちは、こうした雲南の発酵文化や技術に着目し、その考え方をコーヒーづくりにも取り入れてきました。

コーヒーチェリーの発酵工程において、微生物の働きや温度、湿度、時間と向き合いながら、コーヒーが本来持つ香りや風味の可能性を引き出していく。

その探究から生まれたのが、KOUNOU COFFEEの「醸造珈琲」です。

02 / RYUZO COFFEE BREWERY

醸造珈琲から、
龍蔵珈琲醸造所へ。

私たちにとって発酵とは、単に風味を変えるための加工技術ではありません。

自然の力を理解し、人の知恵と技術を重ね、時間をかけて新しい味わいを生み出すこと。

それは、日本酒やワイン、ビールなど、さまざまな醸造文化にも共通する考え方です。

KOUNOU COFFEEでは、こうした発酵・醸造の可能性を追究し、「春醸濃」をはじめとする醸造珈琲を開発してきました。

そして、醸造を単なる製造技術にとどめず、新しいコーヒー文化へと発展させるために立ち上げたブランドが、 「龍蔵珈琲醸造所(RYUZO COFFEE BREWERY)」です。

自然・時間・人が、ともに醸す。

この考え方を軸に、従来のコーヒーの常識にとらわれない、新しい味わいや体験を生み出すことを目指しています。

そして、そのクリエイター精神は、やがてコーヒーという飲み物の枠を超えていきました。

03 / FROM COFFEE CHERRY

クラフトビール開発のきっかけは、代表・李の発案でした。

これまで醸造珈琲を開発してきた私たちにとって、発酵・醸造の技術を使った新しいものづくりは、自然な挑戦の延長線上にありました。

そこで着目したのが、自社農園で生まれる「カスカラ」です。

そもそも、コーヒーが果実であることをご存じでしょうか。

私たちが普段飲んでいるコーヒーは、コーヒーチェリーと呼ばれる果実の中にある種子を焙煎したものです。

その種子を取り出す精製工程では、果皮や果肉などの部分が生まれます。これが「カスカラ」です。

カスカラには、コーヒー豆とは異なる、果実を思わせる香りや爽やかな酸味といった魅力があります。

しかし、一般的にコーヒーというと、注目されるのは焙煎された豆の味わいです。

コーヒーの魅力、可能性を、
もっと広げたい。

自社農園を持ち、コーヒーの栽培から精製まで関わっているからこそ、私たちは果実全体に目を向けることができます。

コーヒーチェリーの果皮が持つ個性を、別の形で表現できないだろうか。

これまで培ってきた醸造への発想と、農園から生まれるカスカラ。

その二つが結びついた先にあったのが、クラフトビールという新しい可能性でした。

コーヒーチェリービールの原料となるカスカラを運搬する様子
自社農園由来のカスカラを、クラフトビールの原料として届ける。

04 / COLLABORATION

島根県・石見麦酒との共同開発。

この構想を形にするため、私たちが共同開発に取り組んだのが、島根県江津市にあるクラフトビール醸造所「石見麦酒」です。

石見麦酒は、JR波子駅の駅舎に醸造所を構え、地域の農産物やさまざまな素材を活かしたクラフトビールづくりに取り組んでいます。

独自に開発した「石見式醸造法」によって、少量多品種の醸造を実現している醸造所です。

石見麦酒の波子駅醸造所を訪問した際の様子
島根県江津市・石見麦酒 波子駅醸造所を訪問。

石見麦酒には、これまでにもコーヒーを使ったビールづくりの経験がありました。

しかし、コーヒーチェリーの果皮である「カスカラ」を使った醸造は、石見麦酒にとっても初めての挑戦でした。

コーヒー豆とは異なる、カスカラならではの香りや酸味をどのようにビールに活かすのか。

まずはカスカラをお湯で抽出し、その香りと酸味を確認するところから、素材の可能性を探りました。

そして、素材の特徴や使用方法、目指す味わいについて話し合いながら、商品設計を進めていきました。

石見麦酒とのクラフトビールの商品設計・開発打ち合わせ
石見麦酒と、開発への想いや商品設計について打ち合わせ。

単に完成したビールにコーヒーの風味を加えるのではありません。

カスカラをビールの醸造工程から原料として使用し、素材の個性そのものをビールの味わいに取り込む。

それが今回の共同開発で取り組んだ製法です。

05 / BREWING PROCESS

実際に醸造所へ。
素材と向き合うビールづくり。

私たちは、石見麦酒の波子駅醸造所を実際に訪問しました。

そこでは、ビールがつくられる工程を見学しながら、カスカラを使用した仕込みの様子を確認しました。

コーヒーの栽培や精製、焙煎には日々関わっている私たちですが、ビールにはまた異なる醸造の世界があります。

麦芽やホップ、酵母、そして今回の主役であるカスカラ。

それぞれの原料の特徴を踏まえ、どのような味わいに仕上げていくのか。

カスカラの香りや酸味を確認し、その使用方法を話し合いながら、実際の仕込みに加えていきました。

石見麦酒でのコーヒーチェリービール醸造の様子
石見麦酒での醸造風景。カスカラを使用した仕込みを進める。

私たちが農園で育てたコーヒーチェリーが、海を越えて日本へ届き、ビールの原料として新たな形になっていく。

雲南の農園で生まれた素材が、島根の醸造技術と出会う。

その過程は、農園から新しい価値を届けたいと考える私たちにとって、大切な商品開発の経験となりました。

コーヒーとビール。

異なる分野のものづくりですが、素材の個性を理解し、発酵や時間の力を活かして味わいをつくるという点で、通じるものがあります。

こうして、KOUNOU COFFEEと石見麦酒の共同開発によるクラフトビールが形になっていきました。

BREWING DOCUMENTARY

コーヒーチェリービール
開発・醸造の記録

雲南の自社農園から島根の醸造所へ。石見麦酒との共同開発の様子を、映像でご覧いただけます。

06 / COFFEE CHERRY BEER

第一弾「COFFEE CHERRY BEER」誕生。

農園の恵みを、まるっとエールに。

完成した第一弾のオリジナルクラフトビールが、 「COFFEE CHERRY BEER(コーヒーチェリービール)」です。

中国・雲南省の軍馬渓谷農園で生まれたカスカラを使用したアンバーエール。

その味わいには、私たちにとっても興味深い発見がありました。

完成したビールでは、IPAを思わせるような、しっかりとしたほろ苦さも感じられる仕上がりとなりました。

一方で、アンバーエールらしい琥珀色の外観とともに、コーヒーチェリー由来の豊かな果実感も楽しめます。

コーヒーチェリービールの試飲の様子
完成に向け、試飲を通して味わいを確かめる。

TASTING NOTES

アプリコットやドライフルーツを思わせる甘みと、豊かな果実感。

果実を思わせる香り、心地よい酸味、そして味わいを引き締めるしっかりとしたほろ苦さ。フルーティーさと飲みごたえをあわせ持つ一杯です。

単にフルーティーなだけではない、果実感と苦味が重なり合うクラフトビールが完成しました。

コーヒー豆を使ったビールとは、また違う個性。

カスカラという素材の面白さを、クラフトビールを通して感じていただける一杯です。

コーヒーチェリービール製造・商品写真1
コーヒーチェリービール製造・商品写真2
完成したコーヒーチェリービールの商品写真

COFFEE CHERRY BEER — From Farm to Brewery

コーヒーチェリーが育つ農園のこと。

カスカラが持つ風味の可能性。

そして、醸造という技術が生み出す新しい味わい。

そのすべてが、この一杯につながっています。

07 / NIGHT BAR

昼はコーヒー、夜はクラフトビール。

クラフトビールの誕生をきっかけに、KOUNOU COFFEEでは夜の店舗の楽しみ方も新たに提案しています。

昼はコーヒー、夜はクラフトビール。

農園直営のコーヒーロースターが提案する、新しいBarスタイルです。

昼間のKOUNOU COFFEEは、お客様一人ひとりの好みに合ったコーヒー豆を見つけていただくCoffee Roaster。

一方、金曜日・土曜日の夜は、オリジナルクラフトビールを中心に楽しんでいただけるBarとして営業しています。

今回ご紹介したコーヒーチェリービールに加え、コーヒーを使用した黒ビール「ドライスタウト」もご用意しています。

コーヒーを楽しむ昼の時間とは違い、夜はクラフトビールを通して、KOUNOU COFFEEの新たな一面に触れていただきたいと考えています。

クラフトビールが好きな方はもちろん、普段からKOUNOU COFFEEのコーヒーを楽しんでくださっている方にも。

ぜひ一度、私たちが農園から生み出した新しい味わいを体験していただければ幸いです。

大阪淀川区東三国のKOUNOU COFFEE店舗外観
大阪・淀川区・東三国のKOUNOU COFFEE

08 / OUR NEXT CHAPTER

農園から広がる、
これからのものづくり。

KOUNOU COFFEEのクラフトビールづくりは、コーヒーの枠を超えた、新たな挑戦の一つです。

雲南の発酵文化に学び、醸造珈琲を開発してきたこと。

龍蔵珈琲醸造所を立ち上げ、発酵・醸造の可能性を追究してきたこと。

そして、農園で生まれるカスカラを活かし、石見麦酒とともにクラフトビールをつくり上げたこと。

これらは別々の取り組みではなく、私たちが大切にしてきた一つの考え方からつながっています。

自然の恵みを活かし、
技術と発想によって、
まだない味わいや体験を生み出すこと。

これからも私たちは、コーヒーという枠にとらわれず、農園と発酵・醸造の可能性を探究し、新しい価値を届けていきます。

雲南のコーヒー農園で生まれた、小さな赤い果実。

その新しい物語を、今度はクラフトビールで。

農園の恵みを、まるっとエールに。

ぜひ、夜のKOUNOU COFFEEでお楽しみください。

VISIT US

KOUNOU COFFEE|Night Bar

大阪・東三国
農園直営のコーヒーロースターが提案する、新しいBarスタイル。

OPENING HOURS

金曜日|17:00〜22:00
土曜日|18:00〜22:00

CRAFT BEER

COFFEE CHERRY BEER|コーヒーチェリービール
DRY STOUT|ドライスタウト

販売について

2026年10月現在、クラフトビールはKOUNOU COFFEE店内での飲食限定でご提供しております。お持ち帰り・オンラインショップでの販売は行っておりません。

FROM FARM TO JAPAN

KOUNOU COFFEE

Coffee by Day. Craft Beer by Night.

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